遺伝子工学は先見性に恵まれていないようです。
つまり、短期的な視野にとらわれないことが私たち全員の利益になるというときに、ごく近い未来のことばかりに目を向けているのです。
長期的な展望に㍍ては、今世紀の近視眼的発想と技術的妄想を誇張することにではなく、真に新しい産業の基盤を構築することに遺伝子工学を役荘てることができるのです。
残念なことに、この長期的視野をもてないということが、長期に及ぶプロジェクトの実施を阻んでいるのです。
悲劇は、遺伝子工学が役に立たないということではないのです。
それは、すばらしい吋能性はまったく顧みられず、短期的な取るに足らない問題や、ときとしては、破壊目的に利用されてしまうことです。
というのは、明日の利益が保証されているのに、その元手を今日浪費してしまうようなものだからです。